DMARCレコードの作成方法

この記事では、「none」というDMARCポリシー適用のためのDMARCレコードの作成方法について説明します。

ここで必要になるもの：

• カスタム（独自）メールアドレスおよび（独自）ドメイン名

  
  

ホスティングプロバイダーのDNS設定へのアクセス

DMARCレコードを追加するには、まず、ドメインが登録されているホスティングプロバイダーのダッシュボードに移動し、ドメイン名のDNS設定に移動する必要があります。

DNSエントリーを作成

以下の手順に従って、DNSエントリーを作成します：

1.TXTレコードを作成します。レコード作成プロセスを開始したら、レコードの名前と値を入力します。

2.レコード名として「_dmarc」と入力します。

これにより、ドメイン名が自動的に名前に追加され、「_dmarc.yourdomain.com」のようになります。

もしドメイン名が末尾に自動的に追加されない場合は、レコード名を「_dmarc」ではなく、「_dmarc.yourdomain.com」としてレコード名を指定する必要があります。

3.レコードの値を入力します。以下はDMARCのValue（値）の例です：

• v=DMARC1; p=none; rua=mailto:youraddress@yourdomain.com

例：

メールアドレスが 「example@example.com」の場合、

「v=DMARC1; p=none; rua=mailto:example@example.com」

というValue（値）を追加する必要があります。

備考：

1.DMARCレコードを追加することにより、電子メール受信者（メールサービスプロバイダー）から日次レポートが生成され、送信されます。これらのDMARCレポートは、DMARCレコードを追加する際に「rua」の値として指定したメールアドレス宛に送信されます。

これらの通知による過多な受信を避けるために、通知専用の特定のメールアドレスを同じドメイン内で設定し、そのメールアドレスをDMARCレポートの通知専用として使用することをお勧めします。これを行うには、DMARCレコードを追加する際に、「rua=mailto:example@example.com」の部分に通知用メールアドレスを設定するだけです。

2.DMARCレポートは生データ形式で送信されます。その解釈方法については、こちらをクリックしてください。DMARCレポートを理解するためにさらにサポートが必要な場合は、こちらからサポートチームに連絡できます。

3. DMARCレコードを作成したら、ウェブサイト「https://mxtoolbox.com/dmarc.aspx」にアクセスし、正しく追加されているかを確認することができます。ドメイン名を入力し、 「DMARC Lookup 」をクリックします。DMARCレコードを含むDNSレコードのリストが表示されます：

注記：

• DMARCレコードを追加することで、お客様のドメインからのすべての正当な電子メールが受信メールサーバーによって正しく認証されるようになります。
• DMARCレポートを受け取ることで、すべての正当な電子メールが識別され、認証に合格していることを確認できます。