Systeme.ioからメールを送信する際に、個人用メールアドレスを使用することは可能ですか?
この記事では、Yahoo、Laposte、Protonmail、Zohomail...などの個人用メールアドレスを使用して、systeme.io からメールを送信することが可能かどうかについて説明します。
Gmail.com や Yahoo.com などの主要プロバイダーによる最近のセキュリティ強化により、さまざまな無料ドメインのメールアドレスの使用が制限されるようになりました。
以下のドメインを除き、「一般的な」ドメインのメールアドレスは許可されていません:
Outlook.com、Outlook.fr、Hotmail.com、Hotmail.fr、Live.fr、Live.com
この制限は、電子メール通信のセキュリティと信頼性を向上させることを目的としている点を理解しておくことが重要です。無料のドメインの電子メールアドレスは、スパムや不正使用のリスクが高く、正当なメールの配信性にも悪影響を及ぼす可能性があります。
ビジネス(業務上)のコミュニケーションには、独自ドメイン名の使用が強く推奨されます。Systeme.ioを通じて、独自ドメインのビジネス用メールアドレスをからメールを送信する場合は、その独自ドメイン名の認証が必要となります。この認証により、ドメインから送信されるメールの正当性が確認され、メールの配信到達率の向上と受信者からの信頼性向上につながります。
この主要プロバイダーによる新しいポリシー(認証要件)を遵守し、ビジネスコミュニケーション用に認証済みのカスタム(独自)ドメイン名の使用をご検討いただくことをおすすめします。
以下に、使用が禁止されているドメインの例と、その理由をいくつかご紹介します。:
Yahoo
Yahooは、自社以外のサーバーからのメール送信を許可していません。これは、DMARCと呼ばれるメール認証システムを採用しているためです。
したがって、Yahoo.com のアドレスを使用して systeme.io やその他のソフトウェアからメールを送信しようとしても、受信側のメールサーバーによって拒否され、メールは宛先に届きません。
Laposte
LaposteはドメインをDMARCで保護しているため、このドメインのメールアドレスから送信されたメッセージは、DMARC認証の失敗によりブロックされる可能性があります。
Zoho(Zohomail)
ZohoドメインでもDMARCの拒否ポリシーが有効化されているため、このドメインに関連付けられたメールアドレスを使用してメールを送信することはできません。
Protonmail
Protonmailでは、自社サーバー以外から自社ドメインを使用して送信されたメールに対して隔離ポリシーを適用しているため、送信されたメールは受信側でスパム(迷惑メール)フォルダに振り分けられます。
Gmail
2024年2月1日、Gmailは新しいポリシー(認証要件)を導入しました。これにより、Gmail.comのメールアドレスを使用してオートレスポンダー(自動メール返信ツール)からメールを送信した場合、メールが拒否されたりスパム(迷惑メール)として分類されたりするリスクが大幅に高まりました。
これらのリスクとメール配信率への潜在的な悪影響を考慮し、systeme.io では2024年7月16日より、送信元メールアドレスとしてGmail.comアドレスの使用を制限することを決定しました。
最良の配信率を保つため、プロフェッショナルな(ビジネス用の)メールアドレス(例:@yourcompany.com)の使用を強く推奨いたします。特に、1日に5,000通以上のメールを送信される場合、Gmailでは大量送信者とみなされ、メールがスパム(迷惑メール)としてフィルタリングされる可能性が高くなります。
現在も使用が許可されているドメインは、Microsoftのメールアドレスです。Outlook、Hotmail、Liveなどのアドレスを使用して systeme.io からメールを送信することは可能ですが、その使用はできるだけ控えることを強くおすすめします。
これらのアドレスはスパムとしてフラグ付け(判定)される可能性があり、メールの配信率に悪影響を及ぼすおそれがあります。
推奨される解決策:
Systeme.io ユーザーの皆様には、このようなフリーメールアドレスの使用を減らし、ドメイン名+メールアドレスの利用を選択されることをおすすめいたします。年間数ドル程で利用可能です(料金については一例としてこちらをクリックしてご確認ください。日本の場合、年間おおよそ1,000円〜3,000円程度)。
メール配信についてさらに詳しくお知りになりたい場合は、こちらをクリックしてください。
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